DESTINY 鎌倉物語を見てきました。
コミカルで見やすくて、家族愛、夫婦愛について考えさせられるすごくいい映画でした。
ネタバレがありますのでこれから見る方はご注意ください。
山崎貴監督が『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズに引き続き、西岸良平の人気コミックを実写映画化したファンタジー。
愛する妻の命を取り戻すため、たったひとりで黄泉の国へ向かったミステリー作家の冒険がVFXを駆使して描かれる。堺雅人が多趣味でユニークなミステリー作家を、その妻を高畑充希がキュートに演じる。
『まんがタウン』(双葉社発行)に連載されている西岸良平の漫画作品。
2016年6月現在、コミックスは33巻まで発行している。第38回日本漫画家協会賞大賞受賞作品。2017年12月に実写映画化された。
平日の夕方に池袋に映画見に行きましたが、結構たくさんのお客さんがいました。
後方の見やすい席はほぼ埋まっていました。
前方のちょっと首が疲れそうな席は結構空いていました。
平日は予約なしでも大丈夫そうですが、土日とかは前もってチケット購入してから行った方がいいかもしれません。
ネタバレが結構あります。ご注意ください。
・鎌倉には妖怪がいる
鎌倉の独特の空気感が「当たり前に妖怪がいる」雰囲気が自然に表現されています。
本当に鎌倉に妖怪がいる様な気になってしまいます。
自分の知っている世界なんて小さな世界しか知らないのだから、こんな不思議な世界があってもおかしくないと思います。
そんな気持ちにさせてくれる鎌倉って素敵でいいですね。
・CGが見ごたえある
妖怪とか黄泉の国はCGだらけで、見ごたえあります。
戦うシーンもあるのですが、迫力あります。
CGすごいです。
昔だったら実写化できなかったと思います。
全体的にコミカルで、テンポ良く、妖怪も出てくるので、チビッコが見ても楽しめるのではないかな?と思います。
↑ 鎌倉物語グッズコーナー
ちょっと品数少なめかな?
・夫婦愛、家族愛
堺雅人さん、高畑充希さん、中村玉緒さん、堤真一さん等、役者さんの演技が素晴らしいです。
キャラクターも個性的でどのキャラも魅力的です。
高畑充希さんの素朴な女の子の感じがバツグンにいい味を出しています。
「過保護のカホコ」にちょっとに似たようなキャラクターに感じました。
家の納屋にある変な物は夫婦の歴史である事が最後にわかります。
「あー、これの事か!」となりました。
コミカルで味のあるキャラクターばかりなので夫婦愛、家族愛が重たくなく、押し付け感もなくサラリと、でもとても心に響きました。
・両親も同じ様な人生を歩んでいた
ずっと裏切られたと思っていた両親も実は同じ様な人生を歩んでいた事が判明します。
重くなりがちな所がコミカルに表現されていて楽しく見れました。
さらっとしたシーンでしたが、すごくホッコリしたいいシーンでした。
・黄泉の国も悪くない場所
黄泉の国は現世にいた人が次の人生を迎えるまでににいる繋ぎの様な場所なのだそうです。
亡くなって黄泉の国に行くと、先に亡くなった家族が迎えに来てくれます。
現世で悪い事をすると地獄に飛ばされます。
悪い事をすると黄泉の国でも家族とあえなくなってしまいます。
悪い事はしてはいけないですね。
堤真一さんが奥様と子供を残して先に亡くなってしまって、ずっと心配しています。
管理人は奥様よりも結構年上なので、年齢的に先に寿命が来ると思いますが、家族を残して先に逝ってしまう人はこんな思いで逝くんだろうなあ、と思います。
管理人は父を早くに亡くしましたがこんな気持ちだったんだろうなあ。と当時の事をいろいろ思い出してしまいました。
父はなくなる前に「葬儀屋の番号はこれ」「市役所の手続きはこれ」「保険の手続きはこれ」と全部メモに残しておいてくれました。
よっぽど家族の事が心配だったんだろうなあと、鎌倉物語とダブらせてしまいました。
管理人が黄泉の国に行ったら、父や祖母、親友、愛猫ちゃん達とまた逢えるかな。
・あたりまえの時間はあたり前じゃない
高畑充希さんの役がおっとりとした、ちょっと間の抜けた様な、でもすごく可愛らしい役なのですが、間の抜けた所とかどこかウチの奥様に似ている所があって感情移入して見てしまいました。
今管理人は奥様と猫さんととても幸せに過ごしています。
こんな時間が当たり前にずっと続くと思ってしまいますが、当たり前に続く物じゃないですね。
我が家の先代の愛猫ねこちゃん達もずっと何十年も一緒にいるつもりだったのに、たくさんの思い出を残してあっという間に虹の橋に行ってしまいました。
今は奥様と愛猫 おはぎと3人で質素で慎ましやかな毎日を送っていますが、とても幸せです。
こんな幸せな時間が少しでも長く続く様に奥様と猫さんを大事にしたいと思います。
そんな事を感じさせてくれる映画でした。
見れてよかったです。